秋のはじめ

2015.09.17 Thursday

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    秋のはじめは毎年さみしい。
    まして今日は雨。空は灰色。
    あぁ、今度こそほんとうに、からだの芯から浮き立つような夏が終わってしまったのだ。
    そう思って、なんともしんみりした気持ちになります。

    昨日はケイトウを生けて、かぼちゃのすり流しを作りました。
    お茶もあたたかくして、ブランケットを膝にかけて、メロウな曲をかけて。
    刺繍のために選ぶ布や糸も、こっくりと秋めいていきます。
    さみしさからはじまる秋だけれどその実はとても豊かで、はじまってしまえば日を追うごとに満たされる。
    そうして今年もまんまと、いそいそ秋に没入してしまうのでした。

    季節に沿ったものを選べる日常に、今日も心から感謝します。
    それは当たり前じゃなく、得難いもの。
    いろいろなニュースを見ていると、余計に身にしみます。

    今日は雨。空は灰色。そしてあの採決。
    落ち込んでも悔しくてもアンニュイでも、人生は進んでいく。
    せつなくて豊かな秋よ、今年もこんにちは。

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    秋の刺繍たち、鎌倉・島根へ

    2015.09.16 Wednesday

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      鎌倉の葉っぱ小屋さんに、リスのポーチと秋のポストカード(右下の刺繍です)をお届けしました。
      島根のjourneyさんへはポストカードとキノコのポーチをお送りしています。

      今年、妙本寺の小さな小さなお店から移転した葉っぱ小屋さん。
      店主の葉子ちゃんは私が横浜の実家にいた頃(14年くらい前?)からのお友だちで、その頃既にものづくりの活動をしていた先輩でもあります。
      それは、私がまだ刺繍と出会ったかどうか・・・くらいの頃。
      刺繍への興味なんてぜんぜん薄くて、やがて自分が刺繍家になるなんて夢にも思っていなかった頃。
      ましてや、その後彼女がアトリエショップを出すことになり、お店に置いてもらえることになるなんて!
      人生ってフシギです。
      葉子ちゃんは「これを買ってくれたのはこんな方だったよ♪」と、忙しいだろうにそんなことまで教えてくれます。
      ほんとに、ずっと変わらない葉子ちゃん。いつもいつもありがとう。

      新しい葉っぱ小屋はアロマのmielさんとシェアされていて、10分からのマッサージも受けられるとか。
      ハンモックもあるんだって〜。
      あぁ、はやく遊びにいきたいっ!
      皆さまもぜひ、秋の散策にお出掛けください♡


      ところで、秋の刺繍はいつもとテイストを変えてかなりの多色使いになっています。
      私はもともと色を多用しがちというか、せずにいられないというかw・・・なのですが、今回はリスだけで7色、キツネだけで10色というようにひとつのモチーフを重ね刺しすることで、深まる秋のこっくりした感じや、冬毛に移行する動物たちのフワフワ感を表現しました。
      実物をご覧になって頂けたらうれしいです。

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      かごバッグブローチのレッスン、終了しました

      2015.09.15 Tuesday

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        もう8月末のことですが(ビックリー)、かごバッグブローチのレッスンをしました。

        基本のカゴの作り方から、ちょうどよく隙間を空けるコツ、形を変えて刺繍するコツなどを、近況報告などお聞きしながらお伝えする幸せな一日となりました。
        久しぶりのアトリエでの1dayレッスンでしたが、この距離感がやっぱり好きだなぁ。
        レッスンでは、ただ時間内に完成すればいいのではなくて。
        本当にちょっとのことで、よりきれいに仕上げられるようになるその「あと一息」を一緒に見つけて、解決する、その工程がとても大切で、レッスンに来て頂く醍醐味だとも思います。
        なにより、仲良しな生徒さんとの和やかな時間は、制作で疲れた私にとって(笑)最高の贅沢でもあります。
        どうもありがとうございました♡

        12月のアトリエ1dayは恒例のクリスマスと年賀状をそれぞれ開催予定ですので、どうぞお楽しみに〜 ^^

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        Napoleon's bee

        2015.09.14 Monday

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          1804年、Napoléonが戴冠式に着た大儀礼服に刺繍されていた蜂(赤バックのもの)。
          当時最高の技術を持つ仕立て職人のシュヴェリエ、刺繍職人のピコ、毛皮仕立て職人のトゥレ夫人が手掛けたもので、ふっくらと刺繍された蜂の他、ナポレオンのNや実る稲穂、古典的な月桂樹などの豪奢な植物文様が赤のシルクサテン、シルクベルベットなどに品よく刺繍された1枚は、まさに圧巻です。

          神戸の超絶刺繍展でレプリカを見た時、技法を予想(あくまで、予想)してメモをしてきたのにも関わらず、まったくメモを守らずセーターに刺繍してしまいました。
          でも、薄手のセーターにモールは合わない。
          金糸コレクションの中からやわらかくて傷みやすいレース糸を選び、ふっくらと盛り上がるように刺し上げました。
          白いスカートに散らし柄として刺繍してもステキだろうな〜♡
          夢が広がってしまいます。

          なお、神戸のファッション美術館に飾られたレプリカは1993-5年にかけて「アトリエ・ブロカール」によって仕立てられたもの。
          こちらはオリジナルを仕立てた「メゾン・ピコ」の直系にあたり、復刻にはアトリエが所蔵する当時の資料と、ダヴィットの有名な絵画「ナポレオンの戴冠式」が参考にされたそうです。

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          レッスンへのご参加方法について

          2015.09.10 Thursday

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            以前のブログがまるごと消えてしまったので、改めてご質問の多い「レッスンへのご参加方法」について書いておきます。
            クロヤギシロヤギのレッスンは、大きく分けて「どなたでもご参加頂けるレッスン」と「お会いしたことのある方にご参加頂けるレッスン」のふたつがあります。

            「どなたでもご参加頂けるレッスン」は
            カフェ ド 糸ネマなどのイベントや百貨店などで開催している1dayのもの
            です。
            (直近で募集しているレッスンがないか、こちらからご確認ください→


            まずはこちらにご参加頂き、もっと刺繍をやってみたい! と思って頂けたら・・・

                 ↓↓↓

            アトリエで行っている「お会いしたことのある方にご参加頂けるレッスン」へ!
            こちらも
            ・1dayのお楽しみ系レッスン
            ・2-6回に渡りみんなで同じ作品を作っていくレッスン
            ・連続で好きなものを作っていくレッスン(基本月一回、平日午前クラス、日曜午前クラス、日曜午後クラスがあり、それぞれ好きなものを好きなペースで作っています。おうちで進めて来てもレッスンの時だけ刺繍をするのも自由です。お席の空きがないかはメール hello@kuroyagishiroyagi.com までお問合せ下さい)
            の3種類があります。


            ※通って頂いている生徒さんがお友達を連れて来たいという場合は、よほど難易度が高いものでない限り、いきなり参加OKにしています。お問合せ下さいね。
            ※また、既存の生徒さんにお声がけしたあとお席がある場合は、初参加の方にもお呼びかけする場合もたまーにございます。その場合はブログでお知らせしますね。
            ※ちなみに、どのレッスンにも言えることですが、私の図案は複雑なものも多いので、視力が悪い方には刺しづらいかもしれません。
             

            と、とんとんと段階が踏めるように書きましたが、普段は書籍や広告、企業との製品開発やお店で販売するものなどの刺繍制作をメイン業務としているもので、レッスンの日程がとても少ないのです。
            なので、これを読んで頂いた方が「習いたい!」と思った時に募集中のレッスンがない可能性も。。す、スミマセン・・・。
            タイミングが合ってお会いできた方には、本当に一期一会を感じます♡
            出会って頂いてありがとうございます〜! ^^


            刺繍は人類がはじまった初期の頃からある、衣食住の基盤のひとつであり、表現方法のひとつです。
            刺繍をしていると、時にワクワク心が踊り、時に瞑想の効果もあり、あっという間に時間が過ぎていきます。
            それはとても“心にいい”ことだと思うから、だいじに作られた刺繍のものを手元に置く喜びが、自分でつくることのできる喜びが、たくさんの人に届いたらいいなぁと願っています。
            刺繍家のはしくれとして、お教えする機会がある限り、細々とでも続けたいと思っています。

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